※印刷時の設定 : 用紙の左右の余白をそれぞれ15mmに設定することをお勧めします。
※印刷時の設定1 : 用紙の余白を左18mm右15mmに設定することをお勧めします。
※印刷時の設定2 : 用紙の余白を左18mm右15mmに設定することをお勧めします。
第3回ホステリングセミナー報告
目 的
海外のYHを利用し自由な旅を安全に満喫できるように海外ホステリング情報を共有します。
日 時
平成21年11月15日 (日) 10時〜15時
会 場
倉敷市向山137−1倉敷YH  ホール  電話 086−422−1355
講 師
西口 修氏(元岡山県青年会館YHペアレント)
笑う西口講師昭和50年頃に東京の知人より格安航空チケットの情報を紹介するグループ「ロゴ」を運営していて、海外の情報通と思われていた。ベルリンの壁が崩壊した頃より海外には出ていない。今回目的地は「スイス」私が行ったのはチューリッヒだけである。久しぶりにトーマスクックを買って読み、少し若返ったようである。(本人談)
セミナー概要
1 ヨーロッパ時刻表「トーマスクック」の利用方法
ヨーロッパ鉄道パスとチケット
最近のヨーロッパの鉄道は最近正確になったと聞いています。15年前にスイスの登山鉄道でダイヤ改正になって一週間後に単線で駅から駅へ同時刻に出発して衝突事故が起きた。此処へ来る前にスイスの友達に電話をして聞いてみると「最近はだいぶ正確になったようだ」どの位正確なのか「まあ〜10分か15分...。」  そうした感じでのんびりと旅をして欲しい。
チケットについて
ヨーロッパ21カ国を網羅ユーレイルグローバルパス(旧ユーレイルパス) 
3〜5カ国型ユーレイルセレクトパス(国を選ぶタイプ)
2カ国型ユーレイルリージョンパス(隣り合う国を選ぶ)
1カ国型のナショナルパス
*いずれも有効期間(5日、6日、8日、14日、1月、3月)内に利用できる。
通用日連続タイプ(短期間向き)
フレキシータイプ(滞在型の人向き*使用日を選んで利用)
*スイスパスは鉄道(登山鉄道は5割引き)、バス、遊覧船など交通機関だけでなく、美術館でも利用できるので割安感がある。
列車には1等、2等があるが利用地域によっては安心感が違う。国際夜行列車を利用する場合は性別を問われないので女性は万全の準備が必要と思う。
「ヴァリデーション」の手続き
窓口にてパス、パスポートを提示してサイン(またはスタンプ)を受けて利用出来る。 
*手続きをしないで利用すると高額な違約金を請求される。
質問 旅の極意とは?
*自分の物を絶対になくさないこと。行動には責任が掛かる。
荷物を盗られないよう、チェーンを利用した。2つ3つの荷物にチェーンを掛けて防衛していた。
トーマスクック時刻表について(資料の説明)
引き方  下車/下車駅が決まっている場合。路線番号を確認。番号はページでは無くタイムテーブルbナす。
読み方  駅名があって距離も出ています。駅名が出ていなくても止まることがあるので列車に載ってから確認されると良いと思います。時刻表はその国の現地時間。
脚注   より詳しい情報が提供されています。その中には記号も表記されている。資料の中に載せていますので利用してください。
ヨーロッパ諸国の通貨
Euroが導入されても独自の通貨で運営している国が多い。列車の場合はEuro、その国通貨でも使えるようです。 
 日本という国を見るのに中にいては解らない。外国へ行って初めて自国の良さが解るものだ。
旅は如何に自由であるか、その日のお金を稼がないでも、食事、泊まる所を見つけるだけの余裕がある。普段だと、何かさせられている観がある。旅は自分で決められる。その代わり一歩間違うと全責任は自分に掛かってくる。年齢に関係なく自由、責任の大切さがより理解できる。普段の生活にはしがらみがある。
旅行だけは自分が動いて自分が行く。しがらみを払わないと絶対に行けないですね。それだけでも贅沢な事です。日本という国は旅行の歴史が比較的浅いですね、狩猟民族は自分たちが獲物を捕って異動していった。日本人はお伊勢参りが初めてではないかと言われています。
実行しているときに辛い時もあるが、旅について計画を立てているときが一番楽しいのです。そう、恋愛しているような気分になる。その国の地域の名前とにらめっこしている中に「この国どんな感じ」「この地域どうだろう」とイメージが膨らんできます。
質問1  通貨の正称の横にISOがあるが、スイスの欄にあるCHは何の略でしょうか?
*ラテン語の正式国名でConfoederatio Helvetica(コンフェデチオ・ヘルヴェティカ*)です。
質問2  間違えて列車に乗った場合高額な罰金が取られる聞いたが...
西口  *間違えたことをちゃんと連絡すれば許してくれる。乗る前に確認すること。間違えて乗った場合乗務員に説明すれば次の駅でリターン出来ます。旅行者に対して非常に寛大です。
質問3  チケットをなくしても罰金がいるって言いますネ!
西口  *日本でも同じです。ただ、ちゃんと説明すれば許してくれるとよく聞きます。グローバルパスをなくすと再発行は出来ない。
質問4  一等は指定の豪華な車両と考えて良いのでしょうか(1等2等で金額が違う)
西口  *指定席とフリーと列車により違う。国によっては指定席料金が必要な場合もある。
質問5  指定がある場合は事前に駅で予約が必要なのか?
西口  *必要で追加料金を払う場合もある。日本でも予約は出来るが現地でするのが簡単。
水間   スイス国内ではあまり考えなくても良いのでは?電車での移動距離は立っていても知れてるし、どうせ直ぐ空く。ポストバスは予約はない が長距離、夜間バスなどは予約は必要です。イタリアで切符にパンチを入れ忘れ、違反金を支払った事がある。
西口  ツアーの場合は急ぎ足、個人の旅は滞在型。「スイスを見た!」「スイスに行った!」は違います、より良き旅を安全に楽しんで下さい。
2 トーマスクックを使おう
チューリッヒ→ルツェン→インターラーケンを調べる。時刻表の259ページのスイス国内全線の路線図よりタイムテーブルbT55(278ページ)。チューリッヒ→ルツェルン間は距離67q、所用時間は1時間。 ルツェルン→インターラーケン間はタイムテーブルbT61(280ページ)距離74q 所用時間は2時間。
YHはチューリッヒ市内から11駅ほど行ったところ、距離としては20q。電車で30分。
列車に乗るにも余裕をもつ。
3 日程、企画について
平成21年11月現在 空路状況
岡山(毎日)     9:45   →  11:30  仁川     往路
〃         20:05   ←  18:40  〃 (毎日)  復路

仁川(火木土)ウイーン経由 14:30   →  20:45  チューリッヒ   往路
〃        17:25(+1)   ←  22:20  〃 (火木土)  復路
*平成22年1月31日〜上記スケジュール K−trip より
【岡山発】ヨーロッパ3泊以上〜1ヶ月以内有効 復路便変更不可
料金 *例 平成22年1月12日(火)〜1月20日(水)
エコノミー  1ヶ月 FIX
航空券代金        67,000円
海外空港税         3,740円
燃油特別付加運賃     14,000円
合 計          85,080円
4 参加者のうち希望者の大まかな日程
水間
自由人なので先に行って皆さんをお待ちしたい。その後(東欧)も含めて3ヶ月滞在予定。概算で50〜60万円を見ている。いろんな人とYHにて交流が目的。
渡辺夫妻
ポストバスにて峠越えをしてみたい。2週間程度。様々なコースがあるが鉄道が近い
アンデルマットより出発したい。あとウィリアムテル特急にも乗ってみたい。
お花だとインターラーケン。マッターホルンは岩がゴツゴツ、歩くには向いている。 町としてはツェルマットがお勧め。
三好夫妻
22年7月13日(火)出発。9日間予定 今回は下見のつもり。
グリンデルワルド2泊、ツェルマット2泊。その後氷河特急でサンモリッツ経由でチューリッヒ。又は別行動。その他については検討中。
矢部夫妻
22年7月13日(火)出発。スイス滞在8日間、ドイツ20日間予定。
スイスの雄大な自然を満喫したい。  
チューリッヒ(泊)→ルツェルン(散策)→インターラーケンオスト→グルンデルワルト2泊(ハイキング、展望台)  インターラーケンウエスト→トゥーン湖遊覧船→フィスプ→ツェルマット 2泊(観光、ハイキング) 氷河特急→サンモリッツ(1泊観光)→チューリッヒ経由ドイツへ
メイン ユングフラウヨッホ、マッターホルン(雨天の場合は日程を延ばす)
岩城
2週間、滞在型のプランを考えている。具体的な日程はこれからです。
中西
おおざっぱであるが、チューリッヒから南下してアンデルマット経由でツェルマット(3泊) ゴッペンシュタイン〜インターラーケン(できれば1泊、観光)そのあとは→ルツェルン(2泊、交通博物館観光)バーゼルから国境を越えフランクフルト→ベルリン(3泊予定)。予算は日程をみて決める。
三谷
具体的には決まっていないが、2週間程度予定。30万円。日程は皆さんに合わせて みたい。
岡本夫妻
22年7月13日(火)出発9日間の予定。予算30万円
山が好きで雄大な山々の展望、ハイキングを楽しみにしている。
チューリッヒ(泊)ルツェルン経由→グルンデルワルト2泊(展望台、ハイキング、観光) インターラケンウエスト〜ブリーク経由でツェルマット2泊(展望、観光) 氷河特急にてサンモリッツ1泊 チューリッヒ泊(市内観光)
二嶋
22年夏予定? 9日間 予算25万円 
スイスの風景、町や村歩きを楽しみにしている
チューリッヒ泊→シュピーツ経由ツェルマット(3泊観光、展望台)氷河特急にてサンモリッツ(泊) エンガディン地方観光→サルガンス泊→チューリッヒ泊(市内観光)
まとめ
目的も個人差があるが自由で安全な旅のイメージが膨らんできました。次回、より具体的な日程プランを持ち寄り旅行社、旅の経験者等のアドバイスを頂き、より充実した日程表を作成していきます。