第2回旅の情報サロン 報告書

開催日平成26年2月16日(日)10:00〜15:30

会  場711-0924倉敷市大畠1666-1 鷲羽山ユースホステル TeL 086-479-9280

参加者 26名(講師含む)

概 要

個人旅行の楽しみ方 安江希実子 様
「南米ブラジル」の旅
1974年にブラジルへ行く。渡航ルートはロス(アメリカ)ペルー経由のみで旅費も54万円。高い旅費なので1年間滞在しようと思った。
日本人に対してはとても親切で優遇してもらえた。明治41年より移民が始まり、多くの日本人が海を渡った。ブラジル国内各地で暮らす1世達が築いてきた勤勉で正直そして安心できると評価が定着したからである。現在とは違いのんびりとして安心できた。地方都市に行っても市場では日本語が通じる。
ブラジルはキリスト教文化。肉料理が多く、魚はあまり食べない。食事に関して男性は力仕事を女性は調理を受け持つ。日本人が野菜、くだものなどを好みに改良し食生活を豊かにした感もある。
日本人は他人に声を掛けるのが苦手でうまく人間関係が出来ない。もっとコミュニケーションを取るべきである。 ラテン語圏の人は、お互いの言葉がわかる。(国が違っても) スペイン語がオススメ。
1つの言葉が分かったら南米を歩ける。他人にも笑顔で声をかけぶつかってもあいさつをするので、人間関係が悪くならない。言葉を掛け合い上手に作っていくことが大切である。

岡山大学YHC活動報告 上島大様、宮部祐太様
4,5月に新歓キャンプやコンパ等行い、多くの1回生が入部した。新歓ホステリングでは1回生が行き先を決定して様々な所へ行く。夏合宿では長野、山梨、そして横浜へとホステリングを行った。
他大学との交流を徳島で実施。
学年別ホステリング二回生は沖縄。一回生は京都、大阪へと食文化、自然等ふれあってきた。2月末北九州へ出掛ける予定である。

国内ホステリングの想い出 中西卓様
6/17〜29道南、道東のYHを利用して歴史、文化を訪ねてきた。
旅の写真を解説しながら利用したYHの情報(駅に一番近いYHポテトの丘、ペンション風のリフォーレ積丹、とても気に入ったニセコ)やレンタサイクル利用した感想。室蘭工科大学でのモニュメント、余市ニッカ工場訪問の話、野幌森林公園、糠平でのネイチャートレール6qの道程、帯広緑ヶ丘公園ギネスに載っているベンチ等々行ってみなければ分からない地元の情報を報告していただいた。関空からLCCを利用したが、専用ターミナルは別の場所にあり離れているので注意して欲しい。

「北海道」の旅 水間正雄様
旅を「安く如何に楽しむか!」をモットーに道東を2ヶ月回ってきた。関空〜女満別。65歳以上ワンフライト12、000円を利用した。向こうでヘルパーを体験(2週間)。コミュニケーション能力、音楽、美術等旅を楽しむテクニックを発揮して旅人との交流を推し進めた。
多様な宿泊施設があり、ライダーハウス、徒歩の宿を利用した。情報を集めたり、親しくなった旅人に声を掛け共に行動した。
北海道独自の割引切符があり、割引範囲は東北まで対応した内容のものもある。

旅の情報交換会
海外、国内情報として、5月に3週間の日程でノルウェー、スウェーデンを訪ねる予定。高松から徳島へ、そして近畿を訪ね、東京まで徒歩による3ヶ月の日程である。 海外での犯罪に合わないためには怪しげな日本語で近寄ってくる人にはきっぱり「ノー」と声を上げよう。財布には小銭を入れ、お札はポケットなどに分けておく。時計は高価なものをつけずに安いデジタルで。「日本人は無警戒で高価なものを身につけ、お金を沢山持っている。」と思われている。盗難、犯罪に巻き込まれないように対応する心構えが大切である。

編集後記
協会ホームページ、近県ユースホステル協会、県内会員への開催案内、新聞での広報活動の効果があり、香川県高松市、真庭市、岡山市、倉敷市、玉野市、赤磐市から26名が集まり、盛大に実施する事ができました。 普段聞く事が少ないブラジルの生活情報、交通事情、日本との関わりなど、話の内容に引き込まれました。岡大YHCの活動が活発なこと、次世代をになう若者にシニア世代からエールが送られていました。 北海道の知られざる情報やユーモアで分かりやすい旅を安く、そして楽しく過ごす生活のテクニックなど盛りだくさんのお話を聞く事が出来ました。 情報サロンに足を運んでいただいた皆様にお礼申し上げます。
岡山県ユースホステル協会