トクトクきっぷの旅【2】”土讃線で南国土佐を訪ねる” 岡山 - 坂出 - 多度津 - 琴平 - 阿波池田 - 大歩危・小歩危 - 高知 (参加者のひとりである二嶋勝氏の投稿から編集) |
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日程 : 12月15日(土)〜16日(日) |
【 12月15日土曜日】
茶屋町駅から高知に向けて男5人でマリンライナーへ乗り込む。 坂出、多度津、琴平と乗り換える度にローカル色が濃くなる。 阿波池田では1時間43分待ちで、「うだつの町並み」を見学する。 ここから高知駅までは1両編成で四国山脈を越えて太平洋側へと向かうのである。 全国的少なくなったスイッチバックがある坪尻、新改では列車の向きを変えるため運転手が前に行ったり後ろへと移動している。 二つの駅は「スイッチバックをするために設置された駅」だそうだ。小歩危、大歩危付近は結晶片岩が水蝕されてできた。 大理石の彫刻がそそりたっているかのようで、青色に映える水藻はとてもきれいである。
”土讃線の旅” ディーゼル車はゴトゴトと高知を目指して走る。土佐山田駅では高校生、一般の人が多数乗ってきて混雑が始まる。 都会の雰囲気が出てきた。
14:09、高知駅に到着した。 坂本龍馬や武市半平太、中岡慎太郎の3志士像が出迎えてくれる。高知駅から大川筋を歩き武家屋敷資料館を訪ねる。 土佐藩の武士,旧手嶋家の住宅で当時の武家の建築様式を残している城下では唯一の建造物。 *当時の生活していた雰囲気が漂っている。 武家屋敷資料館 所在地 : 高知市大川筋2丁目2番15号 電 話 : 088−871−7565 高知ユースホステルに向かう途中、高知小津高等学校に移築された開成門を見学。 土佐藩が殖産 興業・西洋科学振興等の目的で慶応2年(1866)2月に創設した開成館の表門で、藩政時代の遺構としては貴重。 16:40高知ユースホステルに到着。 所在地の高知市福井東町は高知駅より2つ先の円行寺駅西に位置する。 平成3年に建築された木造2階建てのおしゃれな洋風の外観でフェンス沿いには醤油瓶が整然と並び「酒の国共和国」の門柱が目を引く。 酒造メーカーの勤務経験のある近藤ペアレントさんによる日本酒の聞き酒大会と豪華な夕食会が開催。 香川県、高知県YH協会関係者、地元の会員(子ども3人含む)が集まりおいしい料理と洗練された日本酒に堪能した。様々な話題が登場しましたが、長年YH活動を続いている根底に熱い情熱があると感じた。 【 12月16日(日曜日)】 昨夜の夢から覚めて7:30から五穀米、あげの味噌汁、ちりめんじゃこ、おひたしの朝食に舌鼓。天気も良く、絶好の観光日和である。 倉敷、旅の5人組は足取りも軽くYHを出発。 土讃線、円光寺口駅から南へ2qの「龍馬の生まれたまち記念館」へ向かう。ここではボランティアガイド「門田」さんから龍馬が生まれそして育った時代背景を聞きながら、当時の生活の様子が垣間見えた。 鏡川沿いをぶらぶら歩き「土佐山内家宝物資料館」 「山内神社」 「高知市旧山内家下屋敷長屋展示館」など当時の雰囲気を感じながら見ながら高知城へと向かう。 本日の観光メイン高知城。ボランティア観光ガイドは増田さん。追手門、城が1つのアングル内で見える国内で数少ないこと。城への入口追手門(おってもん)の役割、戦災跡が残る重厚な建築である。 石垣は名古屋から連れてきた石職人によって短期間に築かれており、二の丸跡に長宗我部時代の石積みとの違いが目に残る。高知は降雨が激しく、水抜きの排水口が特徴である。石積みはとても綺麗である。補修箇所があり、1つの大きさのすごさを感じる。 本丸へと向かう石段の幅は一定でなく、敵の侵入に時間が掛かるように工夫してある。また詰門は正面から見ると板壁で大きく見え、敵は板壁の向こうに本丸があると錯覚し、壁を破っても行くことは出来ない。詰門を通らないと本丸御殿には入れない。よく考えているものだ。 昼食の待ち合わせ時間が迫っており、天守閣は急ぎ足での見学となった。 【高知城の天守閣に展示されていた復元模型】 昼食は毎週日曜日に開かれている朝市「追手筋」の一角にある「ひろめ市場」。 ひろめ市場は、和洋中様々な飲食店約40店舗、お土産物屋さんや洋服屋さんなどの物販店約20店舗が混在する、大きな屋台村のような施設。 「やいろ亭」という和食屋さんの「塩たたき定食」を注文し美味しく戴く。店内は観光客、家族連れ、若者で混雑している。店内を見て回り、おみやげを物色する。 帰りのバス出発時刻まで日曜市を見学した。
日曜市には、高知を代表する四方竹(しほうたけ)・生姜・フルーツトマトなどの野菜や、土佐文旦・新高梨などの果物、しらす・ちりめんじゃこ・干物などの海産物、そのほか高知産食材をふんだんに使った田舎寿司、お餅、いも天、ひやしあめ、レモン水、どんぐり飴、うどん、はしまき、串焼き、さらには草花、骨董品、衣類などなど食品から日用雑貨まで多種多様な高知の特産品・名産品が並んでいます。 その後、はりまや橋へ向かう。「よさこい節」の純信お馬の道行で有名。江戸時代初期、土佐藩の御用商人の播磨屋宗徳と櫃屋道清が両家を往来するために設けた私設の仮橋が最初と言われる。現在は周辺がはりまや橋公園として整備されている。東側には、よさこい節のメロディとともに龍馬や桂浜が現れるからくり時計「お菓子の浜幸本店」もある。 15:50 高知駅前より発龍馬エクスプレスで帰路につく。所要時間は2時間。高速バス車内は3列シートで湯茶サービスもあり快適であった。 参照 高知市役所産業政策課街路市照会のページ(高知市役所産業政策課) |